関西旅行・冬 2018年12月
大学時代からの友人と行った関西旅行・・・城崎温泉、京都、奈良
12月9日~11日の日程で出掛けた関西旅行について、ご紹介しようと思います。
このページは、私のホームページの中では深いところにあるため、おそらく見てくださるのは、私の関係者くらいかとも思います。そこで、自分の記録用という意味も込めて、少し詳しく書いてみようと思います。
【 1日目 12月9日(日)】
朝5時前に起きて、東京駅へ向かいます。新幹線は、午前7時発の「のぞみ」です。
東京駅に着いて、朝食用の駅弁を購入し、ホームへと向かいます。まだ、7時前だというのに、思っていたよりも多くの方がいます。旅慣れない私にとっては、「こんなに早くから・・・」とちょっと驚きです。
(まだ、薄暗さが残るホームです。)
「のぞみ」は定刻通りに出発。
私は、住居兼事務所という形で仕事をしていまして、通勤時間がありません。それもあってか(?)、「朝が早い」のが強くありません・・・いや、弱いです。
新幹線に、遅刻しなくて良かった!
そして、2時間半後に、新大阪に到着。出迎えてくれたのが、このお2人です。2人とは大学のクラスが一緒で、入学して直ぐに知り合いました・・・だから、長い付き合いになりますね。
ここからが、本格的な旅行の始まります。
まもなく、城崎温泉行の電車が出発します。電車では、この旅行を企画してくれたKさん(写真・右)が用意してくれたワイン・生ハム・チーズで、乾杯です。色々な話をしたと思うのですが、あまり覚えていない・・・
2時間半くらい掛かって、城崎温泉駅に到着です。
城崎というのは、兵庫県ですが、日本海に近く、天候的にも山陰という感じのようです。着いた時には、寒く、みぞれが降っていました。
簡単に昼食を済ませて、ロープウェイがあると言うことで、その乗り場へ向かいます。
街中を歩いて行きましたが、なかなか風情がある街並みでした。
そして、ロープウェイで登った頂上から撮った景色がこれです。
天気が良くありませんでしたから、見晴らしが良くないのは残念だったのですが、白く雪が見えていますね。そして、奥の方に見えるのが「日本海」です。日本海の近さが良く分かりました。
頂上にはカフェもあり、くつろいで楽しい会話でした。大学時代に良く見た笑顔のままでした。
そして、本日の旅館へと向かいます。お世話になる旅館は、「深山楽亭」さんです。こちらで、この旅行の目的の1つでもある「カニ」をいただきます。
温泉に入り、食事で頂いたのが、この「カニ料理」です。サイコロステーキもありました。
カニ料理は美味しかったです。初めて焼いたカニを食べましたが、甘くて驚きました。1人分「カニ2杯半」あると、やっと食べ切れたという感じです。お酒もありますから、2時間の食事時間が終わる頃には、動けなくなります。
食事の後片付けが終わり、布団が敷かれると、順番にダウンしていきました。
お酒を飲みながら、プライベートな話が出たことは、勿論です・・・
【 2日目 12月10日(月)】
城崎温泉を出発して、京都へ向かいます。
旅館を出る際に、関西のおばちゃん(失礼!)に撮ってもらった1枚が、下の写真です(右が私です)。
関西の方は、とても親切でした・・・写真を撮ってくださる時も、自然な親切さを感じました。
京都でも感じましたが、関東と関西では、やはり人が違いますよね。
京都駅に着いたのは、午後1時近くでした。京都駅で降りたのは久しぶりで、新しい京都駅は初めてです。空港のようで、綺麗でした。
京都駅からは、清水寺へ直行です。夕方までしか時間がなく、あまり余裕がありませんでしたから。
清水寺は、前にも何度か来ています。しかし、雰囲気が変わっていることに驚きました。下の写真でも分かりますが、参道が混雑しています。修学旅行の団体も多いのですが、中国の方が多いようです。
「古都 京都」という雰囲気を味わうためには、訪れる場所を選ぶ必要がありそうです。
また、清水寺は、50年ぶりの本堂の屋根の葺き替え工事中でした。下の写真のようになっていて、「清水の舞台」を見ることは出来ませんでした。やはり、残念でしたね。
しかし、「音羽の滝」は、思っていたとおりの風情です。良かったですよ。
清水寺を後にすると、徒歩で、八坂神社を目指しました。祇園も近いのですが、時間に余裕がありませんから、八坂神社を見て、京都駅へ戻りました・・・このころには、体力にも余裕がありませんでした。
京都駅に戻って、甘いものを食べながら休憩。そろそろ、解散の時間が迫ってきます。
「来年もやろうよ。」と話をしながら、名残惜しいのですが、握手をして解散しました。
きっと、来年も、会えますよ。
ここからは、私1人です。
泊まるのは奈良のホテルですから、近鉄特急で奈良へ移動します。体力も限界に近いので、夕食を済ませた後、ホテルへ直行。
【 3日目 12月11日(火)】
最終日は、1人で、奈良を歩きました。
今回の旅行の目的は、1つは「カニ、食べ行こう!」ですが、もう1つは、東大寺二月堂へ行くことでした。
そこで、ホテルを出て、東大寺の方向へ向かいます。
そうすると、まず、興福寺に着きます。興福寺を見学するつもりはなかったのですが、今年、中金堂が復元されていました。ついつい見学。
下の写真がそうですが、明らかに京都とは違う時代を感じさせます。これが、奈良の雰囲気ですね。大好きです。
そして、東大寺へ向かいます。
興福寺から東大寺まで、徒歩で15分くらいでしょうか。
東大寺の南大門を通って、大仏殿へ。
東大寺でも、中国の方が多かったですね。以前の雰囲気とは、やはり、ちょっと違っていましたね・・・
大仏殿の巨大さは圧巻です。大仏様も大きいですね。ここは、見学必須です。
大仏殿を見学した後は、お目当ての二月堂へ向かいます。
大仏殿を出て、左の方へ、東大寺の奥へ向かって、ゆるく登っていきます。大仏殿までは、中国の方も多かったのですが、この先は、人が少なくなりました。
二月堂へ向かう階段が見えてきました。懐かしさがこみ上げてきます。
良い雰囲気です。
階段を登り切ると、二月堂が見えてきます。
東大寺二月堂に着きました。
二月堂は、毎年、3月初めに、「お水取り」が行われ、暗い回廊を松明が駆け抜けます。ニュースでも、奈良に春を呼ぶ行事として、良く紹介されています。
私、この二月堂が、大好きなんです。
もう、20年以上前ですが、長い期間、体調不良で苦しみました。自分の身体が、どうにもならなかった。大病院にも通い、薬も飲んでいました。しかし、治る気がしないのです。
最後は、漢方薬に頼りました。漢方薬を飲み始めて、3年掛かりましたが、元気になりました。漢方薬が、本当に効いたのかどうかは分かりませんが、精神的には支えだったと思います。
あの辛い期間の終わり近く、一人旅で奈良へ来て、二月堂を見たのです。大仏殿と違って、優しい建物です。女性的という言葉が当てはまると思います。一目で、この建物が気に入りました。
そして、二月堂に上ると、その回廊からは、大仏殿の屋根越しに、奈良の街が見渡せます。右を見ると、生駒の山々があり、その向こう側は大阪です。
(二月堂からの景色)
はっきり覚えてはいませんが、この場所で長い時間、過ごしたと思います。奈良に居る間に、何回も来ました。
不安や、希望や、自信のなさや、煮え切らない自分のことを、考えていました。
でも、あの頃、少しずつ、身体には自信を持てていたように思います。一人旅に出ようとすることが、それまでになかったことですから、きっと、変わって来ていたのだろうと思います。
二月堂で、時間を過ごし、スッキリしたこともあったと思います。
今回、関西へ行くことになって、二月堂へ行ってみたかった。
それは、あの時の私と、今の私が、よく似ているからです。もちろん、事情は違いますが、状況は良く似ています。
二月堂へ行って良かったです。二月堂から奈良の街を見ながら、「まだ、やってやろうじゃないか!」と思えましたから。
私に関係する方しか見ないだろうと思い、本心に近いことを書きました。
私が、記録として書いておきたかったのです。
書いて、スッキリした面もあります。
二月堂を見た後、奈良国立博物館に寄って(本でしか見たことのない仏像も見ることが出来て、良かったです)、京都から東京へ戻りました。
奈良のお土産は、定番ですが、「奈良漬」にしました。
【 後日談 】
東京に戻った翌日(12日)は、午後から熱っぽく、午後3時に37.5度だったのが、午後4時30分には38.7度に上がってしまいました。インフルエンザかと思い、隣の総合病院へ電話すると、救急外来で診てくれました・・・助かった。
幸いインフルエンザではありませんでした。風邪だったようですが、関西で体力を使い、高い熱が出たようです。
関西は、とても楽しかったですが、帰ってからは、うなされました・・・
今日は16日ですが、とても元気になりました。
おわり。。。
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