離婚後、主人から家を借ります・・・養育費と家賃は?
お母さんとしては、「お子さんたちを同じ小学校・中学に通わせたい。」と思われることから、離婚した後も、同じ家に住み続けるために、ご主人から、ご主人所有の家を借りることがあります。
今回も、そのようなご相談でした。分かりやすくするために、簡単な設例で考えましょう。
【 設 例 】
A子さんとB男さんご夫婦は、離婚することを決めました。A子さんは、お子さんたちを同じ小学校に通わせるために、ご主人から、今まで住んできた家を借りることにしました。
相場からすると、その家の家賃が15万円とします。ご主人としては、家賃は5万円として、差額の10万円は養育費代わりというお気持ちだそうです。
A子さんは、ご主人のお気持ち通りの内容の公正証書を作りたいそうです。このまま、公正証書の作成をして良いのでしょうか?
【 結 論 】
家の貸し借りの約束とは別に、「養育費を月〇万円支払う。」という約束(契約)も、公正証書で決めておいた方がいいと思います。
【 理 由 】
ご主人としては、相場よりも家賃を安くして、「安くした分が養育費代わりだよ。」というお気持ちですね。
この家を貸すという約束が守られている間はいいのでしょうが、問題は、ご主人が約束を守らなくなったときです。または、奥さんが、その家から引っ越したくなったときです。
いずれの場合も、奥さんが家から出て行くときには、養育費に関する約束がないことになってしまいます。これは、困ります。
この事案は、ご主人は、養育費を10万円支払う、他方、奥さんは、家賃として15万円支払う、と言う約束をしておくべきです。
養育費代わりに家賃を安くする場合と、実質的には同じなのですが、このような約束にして、かつ、公正証書を作成しておけば、仮に、奥さんが家から出ることになっても、10万円の養育費の支払いについては、公正証書があり、万一、ご主人の養育費の支払いが滞っても、強制執行できる可能性を残すことができからです。
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東京都杉並区在住 H.M
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